11月15日発売の 12月号AERA BABY |
- 『英語はいつから習わせるのがベスト?』という特集で、横浜北地域のベベフィーの様子が取材されました。ということで、取材は読んでいただいて、その問いに、何気に答えてみようかなと思います・・・
4泊のうち2泊が合宿だったおかげで、一緒に行った子ども達の様子観察が身近でできて、子ども達の韓国語への反応が大変興味深かったそうです。
2歳のすぐる君、
4歳のまおちゃん、
5歳のソラ君、
それぞれの韓国語に対する態度がそれぞれ違っていて、例えば、2歳のすぐる君は、一日目はだまって何も答えないのに、2日目からは、なにやらどんどん相手の真似をして韓国語らしきものをしゃべっていた。
2歳というのは、日本語でも韓国語でも何語でも関係なく真似っこ最盛期ですね。
ただ、ヒッポの子ども達は、わからない音に鈍感というか、逆に敏感というか、
どんな音にも積極的に、わかろうがわかるまいが(これは大人の視点ですが)、真似っこしちゃう環境が日本のヒッポにあって、既に経験しています。だから、表面的には日本人とほとんど変わらない韓国の人とことばの中で、何の違和感もなく、真似っこでコミュニケーションしている2歳児というのは想像に難くないですね。
ヒッポのメンバーじゃない日本語しか聞いていない2歳児が韓国に行ったときの反応もみたいところですが、2歳でホームステイというのは他ではなかなかないですよね。
たまたま、1歳半でお里帰りした周さんさんとアキちゃんもヒッポのおかげで、おばあちゃんやおじいちゃん、親戚のみんなに可愛がってもらえたと大喜びでした。
中国語の嵐の中でも何の違和感もなく、人見知りすることもなく、相手のことばを真似してどんどんコミュニケーションをとれたのは、あのヒッポの雰囲気や環境に慣れていたおかげじゃないかな~と。
- 一方、すぐる君のお兄ちゃんのソラ君は、驚くほど自然に、韓国のおじさんやおばさんと日本語で会話していたそうです。もちろん、おじさん、おばさんは自然な韓国語で話しかけていたのです。ボニーちゃんは、頑なまでに日本語で話していたのが可笑しかったなぁ~、と言っていました。
性格もあるのでしょうが、5歳になるとこんなに日本語の世界が完成しているのかとその違いに驚かされます。 - そういえば、我が家の子ども達は小さいときは何語のビデオも楽しそうに観ていました。
よその子ども達も小さいときには同じように、何語でも関係なく観ているのに、7歳くらいになると突然「日本語にして!」我が家の場合、それはありませんでした。日本語や英語だけじゃなくて、フランス語や韓国語、スペイン語いろんなことばのビデオがあったおかげかもしれません…。 - そして4歳のまおちゃん、つい先日、ヒッポの韓国語のCDの一場面をみごとな韓国語で歌ってくれました。まおちゃんの韓国語が誰よりも自然な韓国語の音なのにみんなが驚きました。まおちゃんがこの場面が全部歌えることに気がついたのは、韓国から帰ってきてからのことでした。
行く前にお母さんが一生懸命歌おうと聞いていたCD、いつの間にか自然にはいっていたんですね。そして、韓国のホームステイから帰ってきてから、口をついて出てきたのも本当にステキです。改めて子どもの自然な姿に驚かされます。
韓国に交流に行った仲間たち |
さて、『英語はいつから習わせるのがベスト?』なのでしょうか?
赤ちゃんは、何語でも周りで話されていることばが自然に話せるようになります。
人間であればどんなことばも話せるようになるという自然な力を持っています。
でもこの力が働くためには、習わせるのではなく、
慣わせる、倣わせるのではないかと思います。
ことばは知らず知らずに働くものです。特に小さな子どもほど、身体全体が音や人、環境に響くというか、すべてが写されてしまうかのようにことばが話せるようになっていきます。だから、子ども達にとっては、楽しいとか嬉しいという気持ちが実は、一番大切なのだと思います。教えようとした途端にことばの壁が聳え立ちます。逆に楽しいと子ども達はあっという間に話せてしまうのでしょう!
そちらの方が、naitive、母語のようなことばを話します。
逆に、何でも真似てしまう2歳児の柔らかさを知ると、
やはりことばはできるだけ小さいときから触れておいた方が良いような気がします。
4歳のまおちゃんの韓国語は、大人の人とは較べられないくらいに驚くほどに韓国語そのものでした。逆に大人が教えたら、こんな韓国語はしゃべらなかったと思います。
自然な音の中には何かパワーがあるような気がします。
美しい秩序があるとでもいいますか、
ヒッポで育った子ども達が、あえてnativeのようなしゃべり方にこだわるのは、音の向こうに話している人の姿が見える、そんな音だからだと思います。
まだまだ私たちの考えの及ばない偉大な自然の理があるような気がします。
赤ちゃんの耳には、いや大人の中にも生き続けている赤ちゃん、すっかり日本語の中で眠ってしまっていますが、その赤ちゃんの耳には、その理が聞こえてくるんだと思います。
そして、その赤ちゃんの耳を揺り起こすために『多言語』というのが必要だったのではないか、などと思っています。
また、この多言語と赤ちゃんについてはおいおい書いていこうと思っていますので
乞うご期待!
今回取材をしてくれたライターの方の感想は、
ヒッポがユニークなのは、子どもにさせていない、大人が楽しんでいること、それも子どもと一緒に本気モードで楽しんでいることだって言ってくれました。
AERA BABYの巻末、最後の編集後記になんと!
またヒッポファミリークラブが登場します。
きっと、取材にきた皆さんがヒッポを楽しんでくれたのだと思います。
編集部の人が書いてくれた、
ヒッポのみんなの「おおーっ!」
これが、すごくヒッポを表していて、好きだなぁ~!
習うより慣らう、環境なんですね~。小2の息子を見ていると本当にそう思います。どの国の人に対しても、言葉に対しても、軽やかでうらやましいです。
返信削除小学校の時に英語塾に通っていた私は、初めて外国人の先生が来たとき、言っていることが分からず泣いた記憶が…(汗)習っても話せるようにはなりませんでした。
べるちゃん、初コメント、こまわよ~。
返信削除習うより慣らう、もっと積極的には倣う、同じ音なのが面白いね。
昔の人も同じことを考えていたのかもしれません。