2016年10月30日日曜日

10月のお絵描きプロジェクト後カルタ

見せたいお絵描きいっぱいあります!
愛媛松山から来てくれた、このみん(3歳11ヶ月)の
お顔のお絵かきのプロセス…。

1歳6ヶ月。まだ「初めての◯」が描けない頃から、
こんな感じに折り紙の犬の顔に「初めての目」。位置はまだあいまい。

1歳10ヶ月で◯が描けるようになって、


 小さな丸も描けるようになって、中に・も入れられるように。

2歳4ヶ月でお顔が描けました。

これはあんぱんまんかな〜。輪郭の◯がなくても描けちゃう。


 3歳になったら安定のあんぱんまん!


最近はあんぱんまんとばいきんまんの頭にかぶるものも作りました。




これは、ヒッポで使う自己紹介のアルバムに入れてある絵。
お鼻がかわいい!まつげもあるし、髪の毛も。


とってもかわいいお目めのところ、
1歳10ヶ月の頃に描けるようになった、小さな丸の中に・が入ってるのとおんなじ描き方だ。

いろんなものがだんだんと見えてきて、
指先がだんだん器用になって、
表現できるものが広がっていくんだね。





4歳半のほまれくんは、
そんなにいっぱい絵を描くタイプではないのですが、
保育園でのお絵描きを持って帰るものの中にママが見つけた

ほまれの「ま」
うっす〜い(笑)。かわいい。

男の子の世界なのかな。
乗り物に乗ってるような絵ですね〜。顔から手と足。
この時代、すぐに終わっちゃうよ。大事なプロセス。







この日が5歳のお誕生日だったみずきちゃん。最近は絵より文字を書きます。
ちなみに、今日登場している子どもたちのママは、
文字も絵も、特に教えていません。
自然に暮らしてどうなっていくのか、本人がどうやって見つけていくのか観察中。

クイズになりそうな作品。
何て書いてあるでしょうか?


答え:だいやもんどは Aいごで だいやもん

自由だ〜っ!
書いてる内容も書き方も、
教わってないからこその創造性!

「えいご」を「Aいご」って書きたくなる気持ちわかるな〜。



もう一問。これはなんの歌の歌詞でしょうか?




答え:トトロです〜〜!
難しいのは1行目。
いろいろいろってなんだろう?

そう!前奏のところなの!
「いろ」じゃなくて「ふ」です!

後半もちょいちょいおかしいですよ。
「でこぼこ」が「ねこぼぼ」になってたりね。






5歳5ヶ月のニックネームうさぎちゃんは、
何かを見ながらそっくりに描くことができるようになってきた。

このクマちゃんは、家にあるハサミとハサミケースで、
まま曰くかなりそっくり。


パパやママに絵を描いてくれと頼むことが多くなった。
そしてそれを見て、刺激されて自分も描く。
(左のページはパパが描いたもの)


ママに、「自分の顔見ながら描いてみたら?」と言われて自画像にチャレンジ。
普段描いているメルヘンな女の子の絵とは全然違うタッチ!
でも途中で「おばあさんみたいになっちゃった〜」って言って終わりになっちゃった。


これまでは、顔と胴体のつなぎ目のところ、
首から肩のラインを繋げて描いてみようと思ったことがなくて、
洋服の上に生首乗ってるみたいに描いていたんだけど、
パパが人間を描いているのを見て自分もチャレンジ。

でも描いてるうちにわけわかんなくなっちゃった!


でもほら、もう上手に描けます!



一人で描くのも楽しい。
何も見ないで自分の中に浮かんできたことを描く。自由だよね。
無意識のうちに自分の中にインプットされていた様々なできごとが絵になっていく。

でも、しばらくすると、
本物はどうなってるのか?どうやって描かれてるのか気になる時が来る。
だから、そこを見たい!知りたい!
意識的にインプットして、なるほどこうなってるのか、と思って、
よし、自分もやってみようと思って描いてみる。

始めからお手本通りにはできないけれど、
楽しんで何回かやっているとあっという間にできるようになる。

実在のものと、空想の世界のものが自由自在に混ざり合って描かれる世界。
とっても愛おしい、柔らかくて勢いのある世界です。

そんなうさぎちゃん、街にあふれるハロウィンの世界を描いてみたり、
(これは何も見ないで自由に描いたそう)


気が向いた時に描く絵日記は、「できごと」を思い出しながら描いてみたり、
(時間のある方拡大して見てほしい!超かわいいです!)

でも忠実なようでいて、芋掘りなのにドレスだったりするんだけどね。





5歳。まだまだおもしろい。
まだまだメルヘンの世界に生きていて、
でも着実に現実の世界の体験が積み重なって日々更新されている感じ。



子どもたちの絵をたくさん見ていて思うこと…。


子どもたちのやることに、「理由」とか「理屈」とか必要ない。
ひらめきとか、反射とか、
その場で感じたままに、やりたくなったように体を動かし、
言いたくなったそのままを音にして口に出す。

大人はすぐに「それってどういう意味?」って思っちゃうし、
これが次にどう役立つのかとか、
人からどう見えるかとか、
「今」の「自分自身」以外の要素の方にポイントを置きがち。

だから時に、
「この子何やってんだろ」とか「意味わかんないな」とか、
イラっとしたり、不思議に思ったりしてしまうけれど、

大人と子どもと、どっちが正しいのか決められない。


理由がなくても動けるなんてかっこいいな。
意味なんか求めないで今を楽しめたらどんなに伸びやかに動けるだろう。



中3と小5の子の母になり、
日々、目に余ることに説教をしながらもう一人の自分が斜め上からなんか言ってる。

「もしかして、子どもの方が正しいんじゃないの〜?」


だよね。

この繰り返しで少しずつ、
親業の肩の力を抜くコツを、見つけさせてもらっております。


周りのちびちゃんたちが教えてくれること。深いです。



今後のベベフィーの予定。

11/9(木)10時半〜14時くらい 音声+21日ワークショップ準備会
11/21(月)10時半〜13時 オリンピックセンターにて
        フィールドワークのシェアリングワークショップ
11/22(火)10時半〜13時 本部ベベフィー
12/7(水) 10時半〜13時 お絵描きプロジェクト
12/20(火)10時半〜13時 本部ベベフィー年末スペシャル

場所が書いていないものは全て、ヒッポ渋谷本部です。
ヒッポメンバー以外の方も参加できます。お問い合わせ下さいね。

➿0120ー557−761











2016年10月27日木曜日

10月のベベフィー後カルタ

今年の秋は、毎日気温差が激しくて、
小さな子達の体調管理が大変かな…。
ま、家に閉じこもってても、風邪引かせちゃう時もあるので、
無理のない程度に人に会いに行って、いっぱいしゃべっていっぱい笑って、
親も子も免疫力アップしていきましょう!!


さて、18日の本部ベベフィーの様子をおすそ分けします。



今月も0歳児が多かったね。

一番小ちゃい子はもうすぐ4ヶ月のれいくん。おしゃべりが上手!

ママは、10歳の時からヒッポの中で育って、
自分も高校留学経験者のあずきちゃん。育休中。

最近のれいくんの様子を聞いたら
当たり前のように「しゃべるんですよね」と。

「なんかしゃべってる気がするんです!」じゃなくて「しゃべってる」。

しかも、
日々できることが増えると、ことばの波がふえるんだって。
ぐ、く〜ぃ    みたいな声から
あ〜〜〜〜、ふぅ、あ〜〜〜〜〜っ   ってなって、
3ヶ月になったら「おっぱい」って言った。
自分も留学中、最初は何もできなくて、何も言えなくて、
でも
だんだんとできることが増えていくといえることが増えていった。
それと同じだと思うって。
赤ちゃんを見ていても、自分の姿と重なるのかな、
赤ちゃんだって最初からおしゃべりしているに違いないと思って育て始めてる。
見ようとしているものが違うと、
当然見えてくるものが違ってくるんだろうな。


6ヶ月のひよりちゃんは
まねっこ上手で、なんと掃除機の音までまねしちゃう。
掃除機の音といっても、スイッチ切った時の「ひゅ〜⤵︎ん」みたいなところのまね!
録音してれたかわいいそっくりな声に、みんなで大爆笑!
よく聞いてるね〜〜。



この日の他の話題は、

子どもに「ごめんなさい」を言わせる意味。
あんぱんまんのぬいぐるみが大好きで、平面のものには反応しないかも。
指差して「あっちあっち」「こっちこっち」。

などなど。

赤ちゃんたちが見せてくれる振る舞い。
そこから何を読み取るか。

外側から赤ちゃんを見ているだけだと、
すぐに思い込みで判断してしまいがち。大人は間違えやすい…。


本当はどうなんだろう?
本当はどうしてるんだろう?


多分子どもたちのやっていることには何か意味が有る。


外側じゃなくて、見えない内側を見たいよね〜〜〜。





く〜〜〜〜っ!難しい!そんなことできるかな?


一人だと難しいから、
だからベベフィーみたいな場がありがたい。



重ねようね。
一人一人が見つけたこと、気づいたこと、
自信があってもなくても、口に出して重ねていこう!



そうすると、
あの子にも、あの子にも、あの子にも起こっているから
やっぱりそうなのかも!と思えたり、


この間も、その前も、そして今日もそうだ!
だから間違いない!と思えたり、


こんな場合も、あんな場合も、そんな場合でもこうなる!
だからきっとそうだ!と思えたりしてくる。


こうなのかも?という仮説が、
条件を変えた時も同じように起こるのかを観察、
時には仕掛けて実験して、



見えないところをもっと見ていこう!













次回の本部ベベフィーは11/22(火)
ヒッポの渋谷本部にて。


年末は12/20(火)に。
ピザ食べて、みんなで一年を振り返りましょうね!








2016年10月1日土曜日

9/29本部ベベフィー後カルタ

昨日の本部ベベフィーは、
初めての参加の人が7組もいましたよ。来てくれてありがとう!

9月からヒッポ本部でインターンとして働き始めた
メキシコからのカティーティとわかめちゃんも来てくれました〜。
      




そして0歳児が8人もいました。
みんなかわいいことかわいいこと…。



その0才児のママたちが、当たり前のように、
「うちの子は◯ヶ月の頃から◯◯って言ってました」と言います。

例えば

◯2、3ヶ月のころ「おかーさん」って言ってたけど最近言わないな〜。(4ヶ月いたるママ)
◯「おはよー」「すき」「おきる」「おっぱいあげる」と波で言います。ママにはちゃんと意味が通じて会話になります、(5ヶ月半惺くんばあば)
◯「ママ来て〜」と、5歳のお姉ちゃんの声と間違うくらいはっきり言うよ。お姉ちゃんの名前「あやちゃ〜ん」も。(6ヶ月ゆりのちゃんママ)
◯おねえちゃんのこと「あおいちゃん」って呼びます。(7ヶ月さつきちゃんママ)
◯2ヶ月くらいのころから意地悪しにくるお姉ちゃんが近づくと、「まんま〜〜〜〜っ!」と泣いていました。「おはよ〜」っていうと「おはよ〜」って言うな〜。(8ヶ月りょうくんママ)

今までも、2ヶ月で「お風呂はいる」、5ヶ月で「うんどーかい」、
「みるく」「ほん」などなど
うちの子こんなこと言います!という事例はちらほら上がっていましたが、

最近はびっくりするくらい、
「うちもうちも!」と事例が重なります。


最近の赤ちゃんはおしゃべりが早い???

いやいや、たぶんいつの時代に生まれた、どこの国に生まれた赤ちゃんも、
赤ちゃんはいつも同じ。

変わったのは受け止め手の母たちの方なのでは…?


まさか、まだ話さないだろうと思って接しているのと、
「赤ちゃんは生まれた時から話してる!」と思って接するのとでは、
赤ちゃんたちのおしゃべりが全く違った意味を持つ!

赤ちゃんが、自分の顔を、口元をよく見ているな〜と気づいたり、
あ、マネしようとしてるのかな?と思ったり、
もしかして◯◯って言ってる?って耳をそばだてたり…

そんな繰り返しで、
赤ちゃんたちの「ア〜〜、う〜〜」の微妙な波の違いから
意味を汲み取ることができる。

はじめはママにしかわからない大まかな音だとしても、
繰り返し聞いて繰り返し言っているうちに、
誰が聞いてもはっきりと聞き取れるようになっていく。



5歳になるまで、
人の話していることは理解しているのに、
自分からはなかなか話さなかったけいまくん。
6歳になった今はペラペラ!よく喋る!
5歳の一年間で、
普通の子の2歳からの3年分くらいを凝縮して通り抜けた感じ。
その間のプロセスを省略することはなかった。

ママのカッチーが分析してくれました。

けいまは、大波でしゃべることが嫌だったんじゃないかな。
なぜか耳で微妙な音の違いを聞き取れてしまって、
周りの人がしゃべっている音と、
自分が出す柔らかい音が違うことに気づいてしまっていた。
だから音を出し始めることを躊躇した。
間違うのが怖い。ちゃんと言えないといやだ…。

そう思っているうちに、しゃべり出すタイミングを逃してしまったのかも。

最近は間違えることが怖く無くなって、
どんどん出せるようになった。
一度言って通じなくても、
違う言い方、それでもダメならこの言い方…と、
どんどん次々とことばを出せるようになって、ぐんぐん伸びたと。



多言語の活動をやっていて
「なかなか話せるようにならない」という人と
始めからどんどん話し出す人の違いはここにある…?

大波のうちから口に出せるか出せないか…。
間違うことを怖がるか怖がらないか…。
ちゃんと言わなきゃ嫌なのか、通じればいいやと思うのか…。

「赤ちゃんのやり方で多言語を身につけよう!」

赤ちゃんみたいにやればいいんだよね。



0歳児の子たちが、
周りの人の顔をじ〜〜〜っとよ〜〜〜く見るという話も出ました。
電車で、隣になった人の顔や、
保健所で検査をしてくれる人の顔を凝視すると。

うちの子はどうだったかな〜〜〜。

上の子は2歳でヒッポに入るまで、
人見知りが本当にひどかった。
日中ほぼママとだけ接していたうちの子にとって、
よその人の顔は怖いものでしかなかったな〜。
どちらかというと目をそらしていた。無いものとしていた。

小さな赤ちゃんの頃から、
多様なたくさんの人に囲まれて育った子は、
家族以外の人が常に自分の周りにいるのが当たり前。
たくさんの人が自分に何か話しかけてくる日々。
人の顔をじ〜〜〜〜っと見ることができるというのも、
生き抜いていくためのコミュニケーション力のひとつなのかもな。

そんなことも感じた本部ベベフィーでした。



これからの本部ベベフィーの予定は

  10/18(火)10時半〜13時 渋谷本部
  11/22(火)    〃

お絵描きプロジェクト
  10/27(木)10時半〜13時 渋谷本部(後半は研究発表会準備会に合流)

です。


ヒッポメンバーで無い方も参加できますよ。

フリーダイアルでお問い合わせくださいね。
0120-557-761(平日の9時から17時30分まで)