トラカレ部屋で音声をやったら、何か研究してます!って感じだね。 |
というか、単なるだらだらのおしゃべりの場ではあるのですが、
テーマが『赤ちゃんとことばの獲得』…。
さて、その様子はというと…
るいるい(5ヵ月半)
やっぱり寝返りしたら高い声が出る?当たり前と言えば当たり前かも。だっておなかに力がはいるよね。
みんなで音をききながら、
「もう日本語だね」
「真似してるよ!」
久しぶりのみゆきちが、やよいちゃん(1歳)の「電車いっちゃった~」を聞かせてくれました。 |
10ヶ月のアメリカ留学から帰国したばかりのひなたちゃん、 アメリカでは赤ちゃんの動画をいっぱい撮って来てくれました。 |
ひなたちゃんが持ってきてくれたアメリカの赤ちゃんの声を聞きながら、日本の赤ちゃんとどこが違うか聞き比べしました。最初の2ヶ月からやっぱり違います。
これも当たり前、だって生まれた時から周りの音に共鳴共振しているんだよね。
この日は2歳児がいっぱい。
2語文になってあれよあれよと言う間に、ことばができていく2歳半、お母さんの発見は目を見張るものがありました。
しぃちゃん2歳5ヶ月
スザンヌ先生の前で話す機会をもらったボアはそれを機会に、しぃちゃんの音声を聞き直してみました。そうして見つけたのは、
①ながいメタ活期 ②単語の時代 1歳の後半~ ③文章の時代 2歳1ヶ月~
どの時代も繰り返し繰り返しまるで練習しているような感じを受けるくらい赤ちゃんはしつこい!
単語の時代の直前は2語文が出現。二つの入れ物を獲得したみたいにその入れ物に入れては出し、入れては出し、そうしながら自分の聞いている音に近い音をどうやって出すか。
しいたけ、しぃ、たけ、しぃ、たけ、おちた、ない、おちない…
フランスで2語分ゲットしたしぃちゃんの帰国後の日本語の成長はオドロキでした。
いまではもうペラペラ。文章の練習は、
「パパ○○連れて行ってくれるの!」「○○連れて行ってくれたの!」
そんな変化を語ってくれました。
スザンヌ先生とベベフィーで話したもう一人、アッサマーは、しゅんくん(2歳6ヶ月)は、単語が多言語で仕舞い込まれているしゅんくんの頭の中を想像しながら、自分の頭とはずいぶんと違うんじゃないかという仮説をたててくれました。これがおもしろ~い!多言語人間とは…そんな問いかけがありました。思っていた世界をはるかに超える世界があるようです。
スザンヌベベフィーの司会の一人、さーやも、あれからまた大きく発見しているみたい。
しゅん君の質問の内容が変わってきているのに対して、ボアと同じように
①これはなあに?時期 ここでは、形容詞と名詞をGET
②なにしてるの?時期 ここでは副詞と形容詞GET
③なんで?時期 ここでは因果関係GET
なのだそうです。まさに開かれた系とはこういうこと!
まうるーもちっぷも密かに撮ってくれていたお宝の音声や動画を見せてくれました。
面白い話が尽きない…。
子ども達があっという間に言語をGETしていくその片鱗に触れたような期がしました。
○○したい!
○○ない
○○ちゃった~
これもすごく応用が利いて、世界を閉じ込める万能なことばです。
ものすごい経済則が働いているようです。これってなんでしょうね。
赤ちゃんが母語を覚える道筋…いや、多言語だ~多言語で子育てをしながらことばの獲得について見つけること、それって超シンプルなんでしょうね。当たり前のこと!
多言語がますます当たり前になりつつある今日この頃です。